鹿児島県内の私立高校は、来年春の入学試験の受験生が新型コロナの影響で試験日に試験を受けられなかった場合は、追試験を行うと発表しました。
県私立中学高等学校協会は25日、会見を開いて、来年春の私立高校入試に関する新型コロナへの対応を発表しました。
全日制の私立高校の一般入試は、来年1月24日を皮切りに始まりますが、受験生が感染するなどして試験日に受験できなかった場合は、県内全ての21校が2月6日から11日までのいずれかで追試験を行います。
一方、県内21校のうち17校は、教職員に感染者が出るなど学校側の事情で試験ができなくなった場合、来年1月30日から2月3日までのいずれかで追試験を行う予定です。残る4校は仮に学校側に感染者が出ても試験は中止せず、対策を行った上で予定通りの日程で試験を行うとしています。
私立高校が一斉に追試験の対応をとるのは、新型インフルエンザが流行した2010年度以来、11年ぶりです。
一方、公立高校入試でも来年3月9日と10日に新型コロナで受験できなかった生徒のための追試験が、3月24日に行われる予定です。