合格発表会場で、掲示板の写真を撮る受験生=21日午前9時、岐阜市大縄場、岐阜高校
岐阜県内の公立高校入試の合格発表が21日、全日制63校と定時校11校であり、約1万2587人が喜びの春を迎えた。
岐阜市大縄場の岐阜高校では360人が合格。新型コロナウイルス感染防止のため、生徒らが「密」にならないよう、合格者の受験番号を校内4カ所に掲示した。午前9時に番号が掲示されると、待ちわびた受験生らが駆け寄り、「やった」「受かった」とマスク越しに喜びの声を上げた。
友人や家族とハイタッチしたり、抱き合ったりする人、スマートフォンで撮影する人やほっとした様子で電話をかけて合格を報告する人の姿も目立った。
母親と訪れた真正中学校(本巣市)の女子生徒(15)は「番号があってほっとした。勉強に部活に精いっぱい取り組み、文武両道で思い切り楽しみたい」と4月からの高校生活を見据え、うれし涙で顔をくしゃくしゃにさせていた。