2021年度の埼玉県内公立高校入試が26日、全日制139校と定時制24校で行われ、計4万192人(前年度4万390人)が受験した。新型コロナウイルス感染者や濃厚接触者となった14人を含む65人が欠席した。国語、数学、社会、理科、英語の5教科で、配点は各教科とも100点。<埼玉県公立高入試の速報解説>新型コロナの影響で出題範囲が縮小…難易度や平均点の動向は?
県教育局によると、全日制は入学許可予定者3万6040人に対し、3万9122人が受験した。倍率は1・09倍で前年度比0・03ポイント下落し、12年以降で最低となった。欠席や受験取りやめにより志願者数確定時(22日)から183人減った。
普通科で最も倍率が高かったのは市立浦和の1・88倍で、川口市立(1・72倍)、川越南(1・66倍)が続いた。専門学科では市立大宮北の理数科(2・33倍)が最も高かった。定員割れは、普通科32校(29普通科、4コース)、専門学科35校42学科、総合学科5校。定時制は1070人が受験し、倍率は0・51倍だった。
3月1日に一部の学校で面接や実技試験、3日に追検査、12日に新型コロナウイルスによる特例追検査が行われる。定員割れの学校は17日以降、欠員補充試験を行う。合格者は8日午前9時にウェブで発表される。