自殺事案を受け、調査を初めて実施した。66校(全日制、定時制)を対象に4月12~30日に調べた。
特別枠の有無や活動継続確約書などの提出有無、生徒が辞めた場合の対応、次年度入試で継続するかを聞いた。
コザは過去の大会実績に応じて校内の部活動の優先順位をつけ、特別枠の人数を決めていた。特別枠入学の生徒が辞めた場合、次年度の推薦枠の優先順位を下げるとしていた。調査に対して、コザは22年度入試から特別枠や確約書提出などを「廃止する予定」と答えた。
調査では「22年度入試で特別枠を継続する予定か」との質問に、「継続する」が25校、「継続しない」が2校、「検討中・回答保留」が3校だった。
「継続する」と答えた学校は理由に、学校の活性化や学科の特性に合致した生徒の募集、競技力向上を挙げた。
県教育庁県立学校教育課は「自殺の詳細調査報告書の提言を受けて実施した。結果を各校に共有し、気になる部分はフィードバックする」と話した。
(琉球新報)