兵庫県内の私立中学・高校の広報担当者が学校の特色や入試情報などを紹介する「兵庫県私立中学・高等学校展」(神戸新聞社主催)が4日、神戸市中央区のスペースアルファ三宮で開かれた。神戸や阪神間などにある29校が設けた個別相談のブースに、約100組の親子連れらが訪れ、それぞれの校風や教育方針などに耳を傾けた。
受験を控えた生徒の志望校選びなどに役立ててもらおうと、2009年から毎年開く。今年は男子校4校、女子校10校、共学15校が参加。コロナ禍や大雨の影響で、オープンスクールに行けなかった生徒も多いため、各校のイメージを膨らませるための貴重な場となった。
各ブースでは担当者がタブレットや資料を使いながら、コース別の特徴や大学進学実績、部活動などについて詳しく紹介。生徒からは「入試に向け、どんな勉強をしたらいいか」などの切実な質問も寄せられた。
3校のブースを回った神戸市立有野中3年の女子生徒(15)は「いいなと思う学校があったので、勉強を頑張りたい」と話していた。(貝原加奈)