公立高後期選抜で追検査 県教委 新型コロナ感染者ら対象 – 信濃毎日新聞

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 2021年度公立高校入試を巡り、県教委は13日、来年3月9日(一部は10日も)に学力検査を予定する後期選抜(一般入試)で追検査を実施すると決めた。新型コロナウイルス感染者らが対象で、受験機会を確保。追検査は学力検査を23日に行い、25日正午までに合格を発表する。

追検査は、感染者の濃厚接触者として特定され、後期選抜の学力検査を受けられなかった受験生も対象。県教委が指定する検査場で受ける。一方、濃厚接触者に特定されたとしても、PCR検査などで陰性と判定され無症状の場合は後期選抜の学力検査を受けられる。この場合も県教委が指定する検査場で受ける。

公立高校は、後期選抜の不合格者などを対象に、募集定員に満たなかった高校が再募集(志願受付期間3月19〜23日)と追加募集(同25〜29日)を行う予定。ただ、追検査を受けると合格発表が25日までのため、再募集に志願できない。これに対応するため、追検査受験生向けに再募集と追加募集を行うことにした。志願受付期間は再募集が25〜29日、追加募集が30〜31日。

新型コロナに感染したり、濃厚接触者として特定されたたりしたことにより、後期選抜と追検査をともに受験できず、再募集や追加募集で後期選抜の志願先と異なる高校に進学した受験生は、4月以降に後期選抜志願校への転入学試験を受ける機会を設ける。

一方、全日制78校のうち62校、定時制は18校のうち11校、多部制・単位制は全3校で実施する前期選抜(自己推薦型入試)では追検査は行わない。県教委は、全ての高校が実施する後期選抜で追検査を行うことで、受験機会を確保できることを理由とした。

(11月14日)

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